消火器の種類と使い方
消火器の種類
火災はその種類により、普通火災・油火災・電気火災に分類されています。
また、消火器には、適応火災を示す色マークと能力単位の表示が付いています。
《普通火災(A火災)に適応》
- 粉末(ABC)消火器
- 強化液消火器
- 泡消火器
- 水消火器
《油火災(B火災)に適応》
- 粉末(ABC)消火器
- 強化液消火器
- 泡消火器
- 不活性ガス消火器
- 粉末(BC)消火器
《電気火災(C火災)に適応》
- 粉末(ABC)消火器
- 強化液消火器(霧状放射のもの)
- 粉末(BC)消火器
- 不活性ガス消火器
火災の区分 | A火災 | B火災 | 電気火災 |
木材、紙、繊維などが燃える火災 | 石油類、その他の油類が燃える火災 | 電気設備などの火災 | |
絵表示 | ![]() |
||
絵表示の色 | 炎は赤色、可燃物は黒色とし、地色は白色とする。 | 炎は赤色、可燃物は黒色とし、地色は黄色とする。 | 電気の閃光は黄色とし、地色は青色とする。 |
消火器の設置について
- 備えつけの高さは1.5m以下にしてください。(棚の上などの高いところは避けてください。)
- 手の届く適切な場所に設置する。
- 目につきやすい玄関等に設置しましょう。
- ガスコンロやストーブの近くは避けてください。
- 雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に入れてください。
消火器の取り扱い等について
初期消火には消火器が消火能力も高く最も適しています。
万が一に備えて日頃の点検はもちろんのこと、使い方、消火の仕組み等について知識や技能を習得しておきましょう。